現在の展覧会常設展示室過去の展覧会2011年2012年2013年2014年2015年2016年2017年
山崎千恵展
名称 特別展 山崎千恵 展
■こちらの展覧会は終了致しました■
チラシはこちらをクリック
会期 2017年4月1日[土]~ 7月16日[日]
※展示替え期間あり(5/22~6/6)
開館時間 午前10時~午後4時
(入館は午後3時40分まで)
休館日 毎週月・火曜日
展示替期間5月22日(月)~6月6日(火)
入館料 高校生以上 500円
特別公開

イベント
◆鈍牛庵公開日:
  4/1(土)、4/2(日)、7/16(日)
  及び会期中の第一・第三水曜、第二・第四日曜

◆日本茶カフェ:4月1日(土)

◆和草展示販売日:
  4/1(土)、5/3(水)、6/11(日)、7/16(日)

ご挨拶

山崎氏の個展を当館において催すのは、今回で二度目である。一度目は先代館長の時代、2005年のことであった。久しぶりに氏の作品に向き合ったとき、私が初めに覚えたのは戸惑いだった。今日の彼女の作品には気配というものがほとんどない。十年前には確かに作品中そこかしこに感じられた、重い気配が姿を消しているのだ。

はじめて山崎千恵という人とその作品に対面した当時、自分は、作家と職人の狭間という常識の隙間をあえて自らの身のおきどころとしたその存在に新しさと気概を感じつつ、同時に霧の向こうにそのすがたを見るような掴みどころのなさ、というか、得体の知れなさを覚えてもいた。しかし今回、ふたたび機会を得てようやく諸々の謎を解く糸口がみえた気がしている。

彼女にとって作品をつくる行為とは、かつて作家とよばれてきた存在の常識と異なり、己(おのれ)を表現することではなく、むしろ“表現すべき己を滅する”ことに目的をおいたものなのだ。彼女の作品から気配が消えていく、この不思議な現象は、彼女が自身の目指す境地へ着実に歩を進めている証であり、修行の成果だった。

修行の痕跡である彼女の作品は、さみしく透きとおって美しい。まだかすかに残る彼女の気配が、静寂と呼ぶに相応しい風情を一層際立たせる、閑林に響く鳥の声のようだ。

一般財団法人岩田洗心館 館長 岩田紗絵

山崎 千恵 略歴

1972年 岐阜県生まれ
1993年 名古屋造形芸術短期大学 洋画科卒業

1992年より廃材にアクリル絵具で絵を描きレリーフ状の作品を制作する。

1995年 (財)岩田洗心館にて日本庭園を使ったインスタレーションの作品を発表後、日本庭園の形状に惹かれ、学ぶ。
そこから得た空間のあり方、精神的部分から日本伝統文化に興味を持ち、1998年、表具を習い始める。
以後、墨と和紙を素材とした、本紙、表装を含めた作品製作をする。

2005年 (財)岩田洗心館にて個展。

現在、装飾的な要素を含めた作品の展開を図る。

http://chie-yamazaki.jp

協力

鉢 物

和草(にこぐさ) 髙見瑛美

1985年 福井県生まれ

地元である福井県大野市で鉢植えを制作し、展示会やイベント出店を中心に活動中。
身近にある野生植物が季節とともに変化する姿に魅力を感じ、 主に山の木の鉢植えを作品として制作している。

http://niko-gusa.blogspot.jp

◆和草展示販売日:4/1(土)、5/3(水)、6/11(日)、7/16(日) 和草の作品を展示即売致します

 

ことば

矣綿 舞