IWATASENSHINKAN

企画展示
岩田洗心館の館蔵品約700件1800点余りより
その季節に沿った作品をご覧いただけます

会 期:2023.7.19(水)― 9.2(土)
10:00―16:00(入館は15:30迄)
休館日:日・月・火曜日(水―土曜のみ開館)
入場料:高校生以上500円・中学生以下無料




展示作品(順不同)
池田蕉園「なつ蒼夜」
小沢蘆庵「夏山」
高久隆古「蛍狩り」
田中以知庵「草露」
秦金石「蓮池美人図」
渡邉公觀「大木曽の四季(夏)」
山本友左坊「夏の月」句一行
安田以哉坊「鵜舟」句短冊
横井傘狂「河骨」句画賛
野村白寿坊「夏木立」句一行
榊原鳳章齋「花鳥図」
岡本柳南「柳樹小禽」


常設展示






[犬山焼]宝暦年間に創業したとされる今井窯で焼かれた陶器、および、現在では主に、文化7(1810)年の丸山窯開窯以降に、その周辺一帯で焼かれた、雲錦手、赤絵などを特徴とした陶磁器をいう。
岩田洗心館では、犬山焼の前身といわれる今井焼や、江戸後期の犬山焼をはじめ、特に岩田家と関わりの深い、尾関窯で焼かれた作品を展示している。
[その他陶磁器類]岩田家歴代の蒐集による茶道具や食器類(はれの器)を中心に
展示している。(随時一部入替有)
休館日:日・月・火曜日(水―土曜のみ開館)
入場料:高校生以上500円
中学生以下無料

財団法人岩田洗心館 財団の寄付設立者である鈍牛岩田錦平は、自ら蒐集した書画茶道具及び岩田家伝来の諸道具類約540件の一括保存ならびに公開を図り、美術館の創設を計画したがその途中で急逝した。そのため、嗣子忠夫夫妻がその志を継ぎ、昭和45年11月26日に財団法人岩田洗心館を完成、開館した。 平成19年、犬山市庁舎の移転新設事業に伴い、移転する運びとなり旧館を解体。平成23年4月1日、旧所在地の北側に新館を開館した。 所蔵品は、書・画・陶磁器類・茶道具・漆器、その他を含めて約700件1800点余りを数えるが、その内容は、大別して、⑴犬山城下の富裕な商家であった岩田家の家財道具中美術的価値があると思慮されたもの、⑵同家歴代の蒐集にかかる茶道具類、⑶鈍牛の蒐集にかかる茶道具類、近代日本画、となる。 岩田家の記念館というおもむきがつよいが、特に、⑴及び⑵については、文化文政頃から明治にかけて隆盛を誇った白帝城下の町人文化の一端を窺わせるものと言える。また、その他にも犬山焼約40件、初代館長、帚艸亭岩田正人の蒐集にかかる近世俳人作品約140件などがある。
[企画展示室]掛軸12点、その他漆器、金属器類を展示。2~3か月ごとに展示内容変更。
[常設展示室]犬山焼40件を含む陶磁器類約100件を展示。
[ミュージアムショップ]犬山焼商品や当館オリジナル商品、
ゆかりのある作家のオリジナル商品を取りそろえてある。
[書斎カフェ]壁面全体に収蔵された蔵書類を閲覧しながら、喫茶出来る憩いスペース。
本閲覧のみの利用も可能で、犬山焼紹介映像も鑑賞できる。
[鈍牛庵]岩田洗心館の西北に位置し、書院と四畳半茶室からなる平屋建築。
庭園とともに、年数回、茶会などの催しの際に開放される。

